獣医解剖アカデミア

日本獣医解剖学会/獣医解剖分科会春季学術集会「獣医解剖アカデミア」について

日本獣医学会では、年2回(春期・秋期)の学術集会が開催されておりましたが、2013年3月に開催された第155回学術集会を最後に春期学術集会は廃止されました。それにともない、発表の機会の減少による研究業績の蓄積への影響、さらには学生が発表経験を積む場の減少による次世代研究者育成への影響が懸念されてきました。

このような背景のもと、日本獣医解剖学会/獣医解剖分科会では、2021年より本会独自の春季学術集会「獣医解剖アカデミア」を立ち上げ、これまでに多くの研究者や学生の皆様に発表の機会を提供してまいりました。特にポストコロナの時代において、日本獣医学会学術集会が原則対面開催となる一方で、「獣医解剖アカデミア」は原則オンラインで実施しており、発表や参加の形式に多様な選択肢をもたらしています。

また本会では、「獣医解剖アカデミア」において優れた発表を行った若手研究者および学部学生に対し、学術的意欲と成果を顕彰するために「日本獣医解剖学会奨励賞(一般部門および学部学生部門)」を授与しています。この取り組みは、次世代を担う若手獣医解剖学研究者の育成と学術交流の活性化を目的とするものです。

今後も、日本獣医解剖学会/獣医解剖分科会春季学術集会「獣医解剖アカデミア」を継続的に開催し、獣医解剖学の発展と若手研究者の成長を支援してまいります。多くの会員の皆様のご参加と演題登録を心よりお待ちしております。

日本獣医解剖学会/獣医解剖分科会
会長市居 修(北海道大学)

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