| 生物系デジタル画像データの有効的活用法 |
| 尾野 道男 |
| (横浜市立大学医学部第1解剖学研究室) |
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研究室の中では、コンピュータは研究者1人につき1台というばかりでなく、インターネット環境も整い、各自のコンピュータから、必要な情報の交換を24時間いつでも行えるような時代である。また、さまざまな研究用機器が、コンピュータで制御され、デジタルデータとして実験結果を残すといった、データのデジタル化により、実験データの取得(入力)から、実験結果の処理・解析、そして、処理・解析結果の出力までの一連の作業をコンピュータおよびその周辺機器によって行うことが可能になってきている。以前は、特殊な計算・解析を行わない人にとって、論文を書くためのワープロ機だったコンピュータも、今では、誰もが、ほとんどの過程においてコンピュータが利用している。特にペンと紙だけではどうすることもできない画像においては、画像のデジタル化によりコンピューターの威力が最大限に発揮でされるのである。しかしながら、デジタル画像を自由自在に操ることはなかなか難しく、一部のコンピュータに長けた人に、手取足取りしてもらいながらというのが現状であるように思う。今回の講演では、共焦点レーザー顕微鏡の画像を中心に、生物系のデジタル画像を自由自在に操り活用するためのテクニックを、実践を交えて紹介しようと思う。 ●デジタル画像の基礎を知って、生物系デジタル画像の適切な出力結果を得る方法 デジタル画像を取得するとき、何をどこまで考えなければいけないのか、取得した画像の処理を行うためにどのようなソフトウエアを用いればよいのか、画像ファイルの保存およびその整理の方法、画像出力にあたっての注意点をなどを紹介する. ●共焦点レーザー顕微鏡画像を各自のコンピュータで画像処理・解析する方法 共焦点レーザー顕微鏡に付属のソフトでの画像処理・解析をするのもいいが、その間、顕微鏡が使えなくなってしまう。できるだけ最小限にとどめて、自分のコンピュータで共焦点画像ファイルを開いて処理する為の方法、蛍光の退色を画像処理により補正する方法などを紹介する。 ●生物系デジタル画像の画質をPhotoshopで向上させる方法 デジタル画像は、まだまだ銀塩写真ほどの質を望むことはできないが、Photoshopにより色調補正、画像フィルタリングなどの画像処理をおこない、1ランク上の画像を得る為の方法、画像処理の禁じ手、Photoshopによる論文用・プレゼンテーション用の画像のレイアウト方法をなどを紹介する。 |